月別アーカイブ

カテゴリアーカイブ

那須町の週末住宅

那須町の週末住宅が竣工に向かって工事中。
今回も深谷建設、大工は薄井さん。
いわむら美術館から10年、今回も八溝の木で。

周辺の建築を見ながら今日住宅を所有しようとする人々の住宅に対する考え方が
かなり変わってきていることを実感する。一番顕著なのは開口部が極めて小さく
なっていることだ。標高の高いいわゆる別荘地でも同様の傾向が顕著で、今回の
計画地の周囲にも窓の小さいさぞかし巨大な室内なのでは?と思われるログハウ
スが散見される。そのうえ巨大な木製デッキ付きだ。
これについては 以前東村山計画に伴い都市郊外に展開するパワービルダーの狭
小住宅地を見たとき つくづく感じたこととまったく同じ感慨である。東村山の
そこでは 敷地ぎりぎりの戸建が駐車場スペースのほかに余地を持たず 建て込
んでいた。(これで敷地条件をクリアしているのだ。敷地が狭小になれば周囲の
50センチのすきまが建蔽率クリアに貢献する道理だ。)ここで 大きな開口が
意味の無いことは、隣に向かいついている窓(生涯開けることの無いだろう)が
物語っている。皮肉にも「性能表示」取得も窓の少ない建築の普及?に大きく貢
献(壁にするほうがどれだけうまいか!)する。

われわれの計画はそれとは大きく異なる。南になんと7200の木製建具にペア
ガラスの開口 (左右に1800の片引き、中央に3600のフィックス。)北
にも4500の開口を持つ。とくに敷地北の開口が遠景を持ち気持ちがいい。南
面は1800のひさしが東、西にも三方に張り出す。隅木は1800の1,
414倍の長さ、あての根元を使いのぼり梁の下にもぐらせ仕口を作った。その
代わり裏側半分は金属のよろいに覆われひさしゼロ。今回もまた稲山君との協同
である。高断熱高気密が大開口の保険として活用されれば程よい室内気候を通年
にわたり作り出し、春夏秋冬の快適を作り出すだろう。集熱に最適な勾配を作る
ために今回も緩勾配と急勾配を組み合わせた架構、四つの屋根の勾配がそれぞれ
異なる。
今回掲載の写真はちょっと以前のもの。
週末奥山が現地に。最新のヴィジュアル情報は来週奥山がお伝えします。(野沢)





2006年12月15日 11:59 | 那須の週末住宅 | コメント(0) | トラックバック(0)

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 那須町の週末住宅

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://mt.noz-bw.com/mt/mt-tb.cgi/855

コメントする

TOPへ