月別アーカイブ

カテゴリアーカイブ

ジャン プルーベ

昨日 建築会館でペーター ズルツアーさんの講演を中心にしたシンポジウムがあった。
深尾さん、難波さんが出席、理科大の山名さんが仕切る役割。現在全四巻のうち三冊目までが出版されているプルーベについての壮大なアンソロジーの著者が何を話すのか、興味が後押しし会場を訪れた。
平日日中のせいか5割の入り。すでに二回の講演があったとのことで今回は30年代以降の仕事につき話された。プルーべの様々な人、組織との協同のこと、素材の話、サポートした企業など。研究を進めるズルツアーさんがじつは歴史研究者ではなくもともとインダストリーに身を置く人でありプルーべへの興味と共感が研究のきっかけであり、学生と共に様々な埋もれたプルーべ作品、資料を各地で発掘していることに面白みを感じた。いわばプルーベ ハンターである。量産され、解体可能な建築はフランスでも消えていくらしいことが話の中から、うかがわれた。ただし彼らの活動が価値の広報の役割を果たし、移設転用再建やメンテナンス、原状復元、果ては居住者の自負、満足を作り出している気配の話などが共感を呼ぶ。難波氏の解説に「WHAT(建築)がHOW(技術)の上位にあると一般に建築家は考えたいのではないか。プルーベはそれが一体である」とのはなしがあった。「技術が創造の下にある」のではなく、「技術の突き詰めた思考が創造を生み出す」彼の独特できわめて達者な驚くほどの量のスケッチがそれを証明しているのではないか。
プルーベ、からペリアン経由で坂倉へ、坂倉から池辺へ、池辺から難波へという系譜の解読も面白かった。(野沢)

2007年3月29日 17:08 | 野沢正光建築工房 | コメント(0) | トラックバック(0)

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: ジャン プルーベ

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://mt.noz-bw.com/mt/mt-tb.cgi/794

コメントする

TOPへ