民間のきわめて進取にあふれる人々が幼児から学童の英語教育を仕事としている。甲府での事業が新しい展開をすることとなり、新たな施設の建設が計画された。木造平屋の幼稚園である。ローコストを根拠に国産材で新しい木構造を試みる。
栃木での「いわむらかずお絵本の丘美術館」などいくつかの建築では稲山さんとのコラボレーションで伝統的技術を駆使する大工との応答の仕事が続いているが、ここでは稲山さんとの話の中で話題となった130ミリ断熱パネル用のビスで架構することを試みる。開発の目的の異なる製品のいわば流用によるハイブリッドである。耐力試験でその性能はもちろん保証されている。唐松の製材での架構、ビスの耐力が仕口無しのディテールを可能とする。集熱屋根、高い天井などいくつかの断面形をほぼ同形のトラスのバリエーションで作ろうという計画。このジョイントは量産化を目指す住宅に応用可能ではないか。プレカット不要の木造?計画は中庭を持つロの字のプラン、夏季の夜間の高窓による換気蓄冷、冬季の屋根集熱換気システムが快適な環境を作るはずである。お盆の前に上棟の予定。施工は小澤建築工房。
(野沢)

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