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所用で田辺へ

2日、紀伊半島田辺に出張。
 南方熊楠顕彰館を覗く。なかなか興味を引く架構である。旧南方邸がとてもすばらしい。あたかも熊楠が現れそうな設定、蔵も書斎も開け放たれ書類や荷物がそこここに散している。庭に様々な樹木、中にせんだんがあった。われわれの聞きたいときにだけ絶妙に現れる係りの方から様々な話を聞くことができた。現況、熊楠の出自、後半生、子供の運命など。縁側で庭を望みながら。それがとても楽しい。良い時間だった。鶴見和子さんのことなど思い出す。その後久しぶりの芸大同期会となった。田辺行きを伝えたことで突然数人の小旅行が企画された。バブルの白浜に現れた国籍不明のデコラティフアーキテクチュア、川久に宿泊。廃墟のように客がいない。スタッフも最小限。何とも言いようのない十数年前の記憶の亡霊。


 翌朝よりレンタカーで紀伊半島、熊野から高野山へ、世界遺産の縦断である。本宮、明治22年の洪水で流され現在の地に遷宮したとのことだが、宮はその折流失を免れた建物の再建とのこと、なかなかの趣。竜神温泉経由の高野までの道のりは細く曲がりくねる。カーナビの音声に合いの手を入れながら走る。まったくの山道。途中「なかへち美術館」開館前で周辺のみの見聞。高野山は思いのほかの収穫であった。杉がすごい。風景が垂直である。金剛峯寺のたたずまいがいい。大塔はつまらないが付近の不動堂がいい。鎌倉、国宝とのこと。植え込みなどの人工物もかなりの程度でレベルが高い。ほとんどが宿坊となっている「院」も敷地単位が大きいようだ。その宿坊泊。精進料理、酒も焼酎もOK。院というよりINN。露天風呂あり。

 三日目奥の院。杉の林がすごい。午後山を下り根来寺へ。大塔見物。これは本当に良い。きてよかった。同行の友人の改修した泉州の造り酒屋がゴール。久しぶりの友人との時間、初めての地の見物がひょんなことから実現した。

2007年8月 2日 16:40 | 野沢正光建築工房 | コメント(0) | トラックバック(0)

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