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地域住宅計画賞

地域住宅推進協議会の全国大会が富山で開かれ、中で地域住宅計画賞の表彰が行われた。地域住宅推進協議会とはホープ計画が名称変更し続く団体である。われわれのドミノが「すまい作り部門」で受賞、富山行きである。ほかに「まちづくり部門」「まちづくり活動部門」がある。そこでは地元富山と、沖縄竹富島が入賞している。半田君、迎川君同道。渡辺さん、三井所さんなど出席、金山町長もこの協議会で重要な役割を果たしている。そしてこの運動の主体のひとり、建研の岩田さんの基調講演を聴く。岩田さん、三春在住である。富山市の施策についても話がある。既存鉄道の軌道を利用するLRVの導入のうまさに感心する。岩瀬はその先にある景観保全の施策、市の修景等整備事業の対象地域であり、北回船の基地として潤ったところ。インセンティブを考えた修景事業の仕組みについての話も面白い。



講演の後、LRVに乗り見学に赴く。GKのデザイン、車両はヨーロッパ製であろうか、レベルの高いインフラである。JR駅高架化の後は南側へ延伸、既存の市内電車と接続する計画も大変優れている。ストックにいくつかの知恵を動員しきわめて高い効果をあげる、フライブルグ、クリチーバを思い起こさせる。岩瀬の町並みは急速に整備されつつある。中心の森家住宅が重文。説明の面白さに聞き入る。隣の馬場家の話で驚愕。今日、問題が浮上している東京中央郵便局の建築家、吉田鉄郎と深い関係のある家であったのである。吉田の作品集に数棟の住宅があり、それらがほぼ場馬邸である。烏山に建つモダニズムは見学したことがある。新宿牛込の和風住宅は最高裁判所長官公邸のはず。資料にははかに清彦邸、那須、熱海の別邸が載る。あの場馬邸の主の実家に遭遇するとは。吉田ほど知と技そして教養を持つ建築家はいない。ラスムッセンの翻訳、ドイツ語による自著、独自のロゴ、イラストレーション。何より「吉田鉄郎の手紙」に現われる人物がすごい。中央郵便局の存続を心から願う。浜焼きと酒で懇談。



二日目、本来の八尾行きを断念。金沢に向かう。今日まで21世紀美術館未見はまずい。先立って高岡案内、私は二度目であるが、もう一度と思い瑞龍寺へ。回廊、芝の緑。鉛屋根。半田君感興のあまり「すごい」三連シャッター音が響く。ドイツでの再生を見た後である。文化財でできることが、普通のことにならないか、と考える。気持ちの入った再生である。



そして金沢へ。美術館、復習していないのだが地下に多くのサポートが入れられているのだろう。丸い建物は利用者のもの。しかも無料のゾーンが周囲を取り巻いていてたくさんの来館者の賑わいがとてもいい。プログラムが新しい。それを関係者が知っていて、楽しんでいる、それを利用者が気付く雰囲気がある。ディテールが徹底している。よくできた建築である。ミースのナショナルギャラリー、見るべき「建築」を地表に置く。近似するものがある。展観は、姉妹都市バッファローのオルブライト=ノックス美術館のもの。アメリカの現代の作家が中心。こうしたものについての知識と興味が途絶えているのだが面白く見た。展示も秀逸。ピーターコイン、ディビットハモンズ、などにアメリカらしさを思う。ジェフウオール,初見。ソフィカルに触れる。日比野克彦の展観も併催。建物の外周円は日比野のインスタレーションのよって朝顔に覆われている。これはこれで美しい。今後種取イベントがありここの朝顔が各地に伝播するらしい。何より今夏の酷暑の幾ばくかの防御になったのだろう。中庭など直射は10月にいたっても厳しいものあり。この辺の指摘はしておこう。その後成巽閣へ。10メートルの柱のない縁側の曲芸のような怪しさを一応押さえて、兼六園へ。その後例のごときところを例のごとく散策。帰途。

2007年10月 6日 13:16 | 野沢正光建築工房 | コメント(0) | トラックバック(0)

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