浦邸は吉阪さん最初期の住宅である。以前から行きたいと思っていた家、「住宅建築」の取材で声をかけてもらい、これを好機と出かけることとする。日帰りの関西行きである。浦さんとは不思議な縁がある。そのためカミサンも同行となる。50年代の住宅の中でもきわめて豊かな事例ではないか。特徴的なピロティの住宅はすべていまも健在である。メンテナンスもすばらしい。クライアントと建築家のこれほど幸福な関係は例を見ないのではないか。北田君は日差しはあるというものの寒風の中一日中撮影である。われわれは室内で様々な昔話。半世紀、震災をも経験した家。ご夫妻も健在である。

コメントする