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建築知識5月号

建築知識5月号の後ろのほう、(この雑誌、後半が主要記事、前半に広告、中ほどに実用記事という不思議な構成である。)に隔月連載の「科学する建築家奥村昭雄を知る」がある。
NCRビルについて長年この建築を管理運営してきた情野さんとの対談で纏められた記事は、とても新鮮である。今回もページ数の関係で文章の量が対談の長さに比し短縮の余儀なしという感があるが(多分)、機会があればこの数倍の記事として記録する必要があるのではないか、何はともあれ、ひとつの建築を40年にわたり見守ってきたエンジニアに建築の運用についての話を聞きその記録を公開するということはほぼ初めてのことではないか、NCRという建築の幸福を感じるのである。「サステイナブルデザイン」の何より大切なところがこの中にあるように思う。とてもいい記事であるし一種のスクープ、ともいえるのではないか。

もうひとつ本号の一つ前の記事 が建築家が建てた幸福な家、野沢正光の「益子の家[成良邸]」である。松井晴子さんの取材執筆による連載が今回成良(なりよし)邸で偶然奥村さんの記事と並んでの掲載であった。築20年以上経過した住宅を取材、とのことで松井さんから問い合わせがあったときに思いついたのがこの家、三十四年前に竣工だから二十代の設計。今日も続く友人宅である。その後の増築からも20年余が経つ。様々なことがあり歳月が流れる。三十数年以前は庇の長いいえを作っていたのか、それから庇の無い家へ(成良邸増築、自宅など)そしていわむら美術館などにいたり再度庇の長い家を今作っていることになる。庇の無い家の傷みの早さはどうしたものか。これも維持管理につながる話で、目下の自宅改修でも木製サッシの腐朽が最大の問題として浮上している。(野沢)

2007年4月21日 12:36 | 本・DVD | コメント(0) | トラックバック(0)

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