「天皇の世紀」を読み始める。1、「黒船}。
平安の世を冷凍保存したような禁裏で天皇の子が生まれ、近隣に阿片戦争。ペリー、ハリス等の来航、商の興隆と士の疲弊、松陰ら低階級者の改革熱望と世襲上層の思考停止、思考凍結。南部、遠野の大規模な農民の離脱、一揆。様々に状況が展開する。例により引用の多い記録の勝った記述。斜めにしか読む力はないが、思考を停止した権力の支配のなか、ペリーらの「善意」が万一異なるものであったときのことを考える。アメリカという外圧が当時の帝国主義の常識から離れている。記述から二次大戦後の改新が同様の思考停止と「善意」によっているようにも思える。また今の世襲議員による施政に同様の思考の凍結、無思考を思う。200年間に学んだものの多寡を。(野沢)

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