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土曜その後前進座公演

いそぎ半蔵門の「国立劇場」へ。「毛抜き」「新門辰五郎」を観る。
「毛抜き」は歌舞伎十八番、嵐圭史さんの粂寺弾正、1700年代中ほどの戯作のようだが磁石が登場する。おかしな話で会場は笑いに包まれる。舞台の構成も古典のにおい、左右対称に近い人物の配置、荒事の主役、嵐圭史のほかは絵のように動かない。幕間の楽屋に嵐さんを訪ねる。実はいわむらさんと嵐さんが旧知、その縁もあっての歌舞伎鑑賞であった。後半「新門辰五郎」は真山青果1939年の作。久しぶりの公演、以下少し取材の記事を引く。
「劇団創立メンバーの三代目中村翫右衛門が当たり役とした演目。主人公で火消しの辰五郎の江戸っ子ぶりが評判を呼んだ。梅雀は「49年前の明治座で、祖父の演じる姿が格好良かったことを幼心に覚えている」と振り返る。舞台は幕末期の京都。江戸火消しの辰五郎(梅雀)は、徳川将軍の供で京へ出るが、攘夷(じょうい)か開国かで揺れる政治にほんろうされる。辰五郎と渡り合う会津の小鉄(藤川矢之輔)、火消しの隠居(中村梅之助)、辰五郎の女(河原崎国太郎)、祇園の芸子(瀬川菊之丞)らが絡み合う。」<読売>200年を隔てた二つの作品のテンポや主題の相違も面白かった。(野沢)

2007年5月21日 12:35 | 本・DVD | コメント(0) | トラックバック(0)

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