週末 森美術館のコルビジュエ展、と国立新美術館のスキン&ボーンズを観る。
どちらもかなりの入りである。スキンは明らかに若い女の子、コルは男が多い印象。森ビルではコムスンを思いだす。それにしても良い印象が沸かない環境である。
新美術館は乃木坂から行くと写真で観たうねるガラスのファサードではなくPCの大きな下見板の横がアプローチ。唐突にロビーに入る印象。それはそれで悪くない。敷地に拠るのだろうがどちらを向いて建っているのかがわからない。
スキン&ボーンズはThe Museum of Contemporary Art, Los Angeles.の構成になるもの。建築とファッションの平行的展示、である。映像に拠るもののほかはファッションが実物大の本物、建築はそうは行かず図面と模型それに写真、どう観ても分が悪い。ただしファッションの展示は面白い。全体を流しながら見たが被服とはいかに人体を不自由にするためのものか、そのための?デザイナーのあくなき努力が展観される。ルドフスキーの「みっともない人体」を思う。今日、建築の作業にも同様の傾向が見られる、ということか。カタログを購入、これによると建築とファッションの比重が会場での差ほど感じない。当然である。ここではファッションも本物からメディアに置き換わっている。
さてコルビジュエ展はというと、なぜかあまり面白くなかったという感想である。全般的に既視感によるのかも知れぬ。絵画が思いのほかつまらない。以前確かサザビーのオークションつきの展示で見ているように記憶するが、そのときの記憶、そのときの作品集の記憶?よりつまらなく見えた。会場の大きさの所為か?建築と並んでみていることに拠るのか?建築についてはこの方法に拠るしかないのだろうが展示は原図、写真、模型(かなりのものが、昨年数回の建築家展と同様各大学研究室の競作だ)それに映像である。肝心の図面もなんとなく見慣れたもののように見える。カップマタンの週末住宅、それにユニテダビダシオンの実大模型(これは力作)がある。建築を展覧会の形で見せる難しさを思う。と、先年開催された清家展、吉村展、前川展のどれもがおのおのに個性を感じる展示がとてもよくできたものであったことを思った。それに比し展示に意思、意図が無いのである。ここでも一応カタログ購入、Tシャツも。(野沢)
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